佐賀県立九州シンクロトロン光研究センターは関係2機関と林業の課題解決を目指します

九州シンクロトロン光研究センターでは林業分野に対しても支援を行っており、それらの成果を2023年7月に記者発表し、また2024年3月の第74回日本木材学会（京都大会）において報告しました。

このたび、環境や人体に対して優良な品種の開発・育成により、佐賀県の林業への貢献及び国内の林業分野の課題解決を図るため、関係2機関と共同研究を開始しました。

1. 共同研究の内容
   　日本の主要な林業用樹種であるスギについて、放射光X線回折法を用いた年輪内材質形質の評価技術を確立し、それによる複数のスギ系統の材質評価に基づいた優良系統の選抜手法を検討する。
   　本共同研究を通して、環境や人体に対して優良な品種の開発・育成の観点から、佐賀県ひいては国内の林業分野における課題解決に寄与していく。
2. 共同研究機関
   国立研究開発法人　森林研究・整備機構森林総合研究所 林木育種センター
   佐賀県林業試験場
   佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター
3. 共同研究期間
   4年間　（2024年4月1日から2028年3月31日まで）

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